本朝世事談綺

(世事談)

菊岡沾涼著
享保19年(1734)刊、5巻。
「衣服」「飲食」「生植」「器用」「能芸」「歳時」「文房」「人事」「雑事」などに分けて記述された「事物起源辞典」ともいうべき書。
菊岡沾涼は俳人で、俳諧紀行の旅で得た見聞を基にした記述もあり、江戸中期に書かれた辞書的な書物として、「近世風俗志」も多く引用しています。

菊岡沾涼(きくおかせんりょう)
延宝8年(1680)~延享4年(1747)
江戸生。神田鍛冶町に住み、本業は表具師金属彫刻、一説に婦人薬女宝丹、二日酔い薬清酲散の販売。
俳諧を学び、「江戸砂子」「続江戸砂子」「『諸国異人談」など、俳諧関係の著作が多くあります。